天カセ式のエアコンの正しい選び方を紹介

天カセ式エアコンとは、天井に埋め込まれるカセットエアコンの事で、吊り下げ型などの形を含めてパッケージエアコンと総称されています。天カセ式の大きなメリットは室内機が天井に埋め込む形状となっていて、お客様をお迎えする施設や、空間をすっきりとさせたい場合に最適なエアコンになっています。多機能で室内に満遍なく風を届ける4方向タイプ。風にやや偏りがあるものの価格が手ごろな2方向タイプ。下がり天井や設置場所が隅にしかない場合につかう1方向タイプの3種類となります。室外機は室内機と1対1のセパレートタイプと1対複数のマルチタイプがあり、外観への影響や、スペースの確保ができるかどうかが室外機を選ぶ基準になります。主なデメリットとしては、室内機を収納する為に、天井裏に高さが必要になることや、定期点検用に点検口が必要になること、天井の高さが5メートルを超えると風が床まで届かなくなることなどがあげられます。

天カセ式エアコンの能力と設置場所の目安

業務用であるパッケージエアコンは電源を室外機から取り、室内機に供給するシステムになっています。室外機の動力電力は単相または三相200Vで、エアコンの性能に変わりはありませんが、求める能力により必要な馬力が変わってくる為、設置個所の使用目的と面積の把握が必要になります。契約種別により最大動力がかわり、単相なら3馬力まで、三相なら上限なしとなります。天カセ4方向1.5馬力1台で賄える面積の目安はオフィスなどの熱源が比較的少ない場所で24から35平米となります。飲食店のキッチンなど熱源が多い場所では11から17平米とぐっと狭くなります。空調負担の高低により必要な馬力が違うため能力に対しての面積が変わってきます。冷暖房の為に機器が常時フル稼働の状態ですとかえって消費電力が大きくなる可能性があり、用途目的に合わせて適切な馬力を選ぶ必要があります。

天カセ式エアコンのメンテナンスと寿命

天カセ式エアコンのメンテナンスは、フィルターなど外部付近の清掃はこまめに自身でできますが、基盤とモーターを外した最奥部周辺までのメンテナンス作業はかなり難しい作業となります。とはいえ事後保全により短期間に買い替えとなるよりは予防保全で経年劣化を遅くできる方が偶発故障を最小限に抑え、計画的に運用できます。パッケージエアコンの耐用年数には物理的な面と帳簿上の面の2つがあります。帳簿上では減価償却期間であり、法定上使用可能とする見積もり期間の事です。税法上の事ですから、定められた期間が過ぎたら使用できないわけではありません。物理的な耐用年数は10年から15年ですが、使用状況によります。24時間運転や温湿度の変化が著しい環境など、過酷な条件で使用すれば、減価償却期間内でも使用限界が来ることがあります。しかし、定期メンテナンスで状態を維持すれば使用限界、つまり寿命は大きく延びます。