天カセ式のエアコンにはどのような種類があるのか

「天カセ」は略称で、正確な名称は「天井カセット型エアコン」です。天井に埋め込む形の空調機で、フィルターや吸い込み、吹き出し口などが一体となっています。天カセ式のエアコンの種類は、吹き出し口の数で3種類に分かれます。天カセ4、天カセ2、天カセ1が上げられますが、天カセ4が天井埋込カセット4方向、天カセ2が天井埋込カセット2方向吹出形、天カセ1が天井埋込カセット1方向吹出形です。天井から吊るしたり、壁に掛ける、床に置くなどの大型のエアコンもありますが、空間を遮らない利便性や突起物のないインテリア性から、最も人気の高いのが天カセのタイプのエアコンです。1方向に吹き出し口が限定されたエアコンに比べて、複数の吹き出し口を持つ天カセ型エアコンは、室内の温度に差が出にくい利点もあります。最近では一般家庭でも人気となって、10万円程から家庭用が販売されています。

天カセ式のエアコンを選ぶ際のメリット

天カセ型エアコンは、大きな空間をほぼ均一な温度で保ってくれることが、最も評価されています。吹き出し口が360度のものもあり、1台で広い範囲を空調できます。一般家庭であれば、天カセ2と呼ばれる吹き出し口が2方向のエアコンが1台で、広いリビング等の10畳から20畳のスペースに対応できます。ホテルやレストランのようなインテリアを実現できるのも、天カセのエアコンのメリットです。天井の内側に埋め込むため、他の装飾の邪魔になりません。天井を高く使えるので、上質な空間を演出できます。本来は業務用に作られている天カセのエアコンは丈夫なため、家庭用のエアコンの耐久年は7、8年ですが、天カセは10年以上の耐久年があります。頑強で動力も大きいので、メンテナンスに気を付ければ長く使用できます。

天カセ式のエアコンを選ぶ際のデメリット

天カセのデメリットは、新設する際に本体の価格だけでなく、天井内の工事費がかかることです。天カセのエアコンの新設を行う場合は、新たに天井裏に配管とコンセントを作ります。室内機取付工事費、室外機設置費、配管貫通工事といった工事費用が必要となるため、壁掛けタイプのエアコンを設置するよりも費用は割高になります。建物の形状によっては、天カセ式のエアコンの新設ができない場合もあります。エアコンを購入する前には、必ず業者に確認しましょう。新設にかかる工事費用は、設置現場の状況によって違いがありますが、約10万円程度が目安とされています。エアコンの掃除をする場合も、器具の取り外しや洗浄が必要なため、専門業者に依頼した方が安全とされています。天カセのエアコン洗浄価格は3万5千円程度が平均で、一般家庭や事務所なら3年から4年に1度の頻度です。